2011/03/15

東北地方太平洋沖地震の復興に向けて

      


この度の東北地方太平洋沖地震により、

被災されました方々に心よりお見舞い申し上げます。


去る3月11日午後・宮城県沖で起きた地震の被災者への
募金活動を可睡斎でも実施する運びとなりました。


大変な状況がつづいている被災地や被災者の方々への
助けになればと思い、皆様から募金を募っております。


いま私たちにできることは募金や節電をはじめ、

被災者の方々への安堵や平穏を祈り、

亡き御霊に供養をささげることしかできません。


今後の復旧のためにも是非、皆様からのご協力をお願い致します。
総受付・正面に備え付けのお募金箱をご用意しています。

 
募金先団体並びに皆さまから集めた募金につきましては、
募金額の透明性を確保し後日、必ず皆様にご報告いたします。




合掌

2011/03/05

うすさま明王のお札につぃて




























昨日、SBSテレビ『 イブニング eye 』の放映直後から

烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう) のお札について、


多数のお問い合わせをいただいており、

大変有り難く感じておる次第です。


可睡斎のホームページからもお札お守りなどが

閲覧できるようになっていますので、


購入希望の方は商品をご確認のうえ

可睡斎・総受付 tel  0538-42-2121 まで

お手数ですが電話注文で承っております。





どうぞ、よろしゅう。

2011/03/04

春をいただきます

  

暦のうえではすでに春なのですが、

冬のおき土産の寒さがまだまだつづいてるようです。


花粉でお困りの方もたくさんいらっしゃるのでは?


さてさて、昨日は三月三日

そう桃の節句。


お寺とは直接結びつきのない行事ですが、

昔の人々は上巳の節句の日に野山に出かけ

薬草や山菜を摘んで健康や厄除けを願っていたそうです。


忙しい日々がつづく可睡斎では、

野山に出かけることなどできませんし

修行僧になると日付や曜日感覚など皆無です。
























昨日は典座寮( てんぞりょう・食事を作る寮 )さん達のはからいで、



全員が食事をいただく部屋の飯台( テーブル )に

ちらし寿司、おすまし汁、茄子と大和芋とピーマンの揚げ煮


などが彩りよくならべられ、


さらには飯台の中央には桃のの花まで活けられていて

修行僧はもちろん、職員さんたちにもたいへん喜ばれていました。



季節が運ぶ恩恵を忘れていたり、

あたりまえがあたりまえじゃなくなっていく

季節に希薄になりがちの現代では、



このような心づかいと愛情で気持が温かくなることを

再度、気づかされた出来事でした。

2011/02/24

  やさしさに包まれたなら                                  





最近、外で遊びまわる子どもたちを
見る機会がめっきり減ったような気がします。


私が子どもの頃は鬼ごっこやかくれんぼ、
日が暮れるまで思いつくまま
元気に外で遊んだものです。


時々、お参り先や参拝者の方の中に
可睡斎を遊び場代わりにやって来てた

あの頃の子どもたちが、


奥之院にある『六の字穴』や、
『可睡斎・護国塔』のことを、

尋ねたり、訪れる方がいらっしゃいます。


皆さん昔を思い出して、

当時のお話を懐かしみながら
楽しそうな情景が浮かぶ
言葉を紡いでくれます。


それから何十年経ったかまでは分かりませんが、
言葉に込められた温度や笑顔を見るだけで
こちらも何だか嬉しくなる気分です。



派手さや便利といったものが皆無で
自然と質素が兼ね備わったお寺( 可睡斎 )で
想像を思いのままに遊ぶ子どもたち。



そんな姿を知りたくなって、資料室に眠る
昔のアルバムをひっぱり出してみました。






 









するとどうでしょう?





予想を超えた写真がみつかって

正直、驚きました。


これは約50年以上前の可睡斎・護国塔で
行われた『花まつり』の様子だそうです。

他には戦没者慰霊祭や奉納相撲など
全国から沢山の人々がこの護国塔へ
訪れていたようです。


こんな人だかり今だかつて見たことがありません。


結局、六の字穴の写真はみつからず、
子どもたちが写っていたのは上の数枚のみ。

もっと探せば見つかるはずですが、
今のところこれだけです。


これをご覧になってる方で、


当時を知る思い出の写真などが
あればすぐにご一報をお願いします。


それに伴いまして、

その護国塔が建立100周年を迎え
可睡斎では記念講演を催します。


それはまた別にてご案内する予定です。


春になり日差しが暖かくなる頃、

境内で遊ぶ子どもたちの姿が
少しでも増えることを願って・・・・・


どうぞよろしゅう。


















2011/02/19

精進料理教室の眺め



 2月17・18日に開催された小金山典座和尚による

『 可睡斎精進料理教室 』の模様です。





 


まずはご挨拶のあと典座寮( 調理場 )に移動し

並べられた食材や調理器具、献立などの

説明が行われ、早速切り込みがスタート。

( 蛇腹胡瓜の指導風景 )










皆さん楽しげにお話しを聞いていましたが
ご自分の番になると真剣そのもの。








レンコンの揚げ物の火加減を慎重に見ているところ。








一字一句もらさぬようメモを熱心にとる方や

ココ!ぞという時には携帯電話の動画でばっちり

調理方法や手元をおさえる方もいらっしゃいました。







全国各地で精進料理の普及につとめ

指導にも慣れている小金山典座和尚。


時折、丁寧な説明の合間にユーモアのあるお話や

ダジャレなどを交ぜて参加者の笑いを誘ってました。








油や揚げ物との格闘のさなか、

市橋和尚は沢山の質問責めにあってました(笑 )。








丁寧に調理する具体的な意味や方法、

いかに食材を上手にあつかって美味しくする

アドバイスなどをしっかりお話されていました。








熱々の食材も見事な手さばきと
手際のよさで段取りよく進められていく。





参加者の方々の嬉しそうな笑顔が何よりも

この教室の雰囲気を表していると思います。







さて、お次は盛り付けへと、、、、








盛り付けも調理以上に大事な工程の一つです。









お品書きは以下のとおりです。




平椀 生麩・ゴボウ・インゲン・ニンジン・絹さや

木皿 お麩まんじゅう・オレンジ

木皿 青さら菜と椎茸とエリンギ炒め

木皿 ウドとキュウリの酢味噌和え

木皿 香菜(お漬物)

汁椀 建長汁

親椀   菜めしご飯






参加者の皆さんお疲れさまでした。


お寺で作って食べる本格的な
精進料理は如何だったでしょう?


もちろんお一人お一人が違う
感想をもったに違いありません。


お家でいただくお料理も、
お寺でいただいたお料理も、

愛情と真心の味つけを忘れず
楽しく調理していただければ幸いです。


では、三月にお待ちしております。


どうぞよろしゅう。





















 










2011/02/14

精進料理教室のおしらせ






こんにちは。


まだまだ晩から朝にかけて
もの凄く寒いのですが、


日中の日差しが徐々に
暖かくなってきましたね。


紅梅も見事に開花して小鳥たちが元気に
可睡斎の外で元気に飛び回っています。


どうやら春の兆しはそこまできているようです。



さて、今回は精進料理教室のお知らせです。
本年より月二回づつの開催になります。


それでも二月の定員がすぐにうまってしまい
当初の予定をこえるお問い合わせを
多数いただきまして誠に嬉しいかぎりです。


沢山の方に精進料理の素晴らしさをはじめ
季節の食材をつかった献立や、
「いつも」とちょっと違う「禅」ならではの、
奥深さを体験いただけたらなと思います。


三月も残りわずかの枠しかありませんが
予定が決まり次第、四月以降の詳細も
おしらせしますのでお待ちください。




  開催日程 ■


/17 ( 残り4名 )

/18 ( 受付終了 )



  時刻や詳細はお電話での対応となっております。

電話受付 0538-42-2121



幅広い年齢層の方々がいらしてます
どうぞお誘い合わせのうえ
皆さまのお越しお待ちします。


ご夫婦やご家族での参加も大歓迎です。



どうぞよろしゅう。

2011/02/07

室内ボタン園



























可睡斎の諸堂を歩いて瑞龍閣の近くに進むと

室内ボタンの高貴な香りが辺りに広がっています。


どんなに忙しくても花の手入れを怠るわけにはいかず、

水やりや温度調整、配置や照明に至るまですべて

毎日ボタンと向き合うことで、


皆さんにボタンの魅力を感じてもらうことを

何よりも大切にして管理しております。

































「富貴」「恥じらい」「高貴」「壮麗」と、

ボタンにふさわしい花言葉がそえられ、


調べると雛人形の調度にも牡丹をあしらった道具が

あったりとどこか女性をひきつける花なのだと

個人的に納得する次第です。

































ただいま、室内ボタン園では

山川寿代の吊るし飾りも三月末まで

同時開催となっております。



また、NHKさんや静岡第一テレビさんのニュース

SBSラジオさん、東海ラジオさんなど

静岡・中日・産経新聞さんにも掲載され


それをご覧になった沢山の拝観者の方々が

可睡斎に訪れていただき感謝するばかりです。



お近くまでお寄りの際は、

是非ボタン園をご覧になってください。




どうぞよろしゅう。



追記


開花状況のお問い合わせ

可睡斎・総合受け付け Tel 0538-42-2121

三日坊さんの旅

じわじわと宣伝や口コミで反響が

あります『三日坊さんの旅』の期日が

間近にせまってまいりました。


■ お問い合わせ ■

袋井市観光協会( Tel  0538-43-1006 )

■ 日程 ■


2月11日(祝/金)~12日(土) 1泊2日


午前9時 ~ 12日 午後5時頃


JR袋井駅前・袋井観光案内所・集合


料金 21,000円


発心式(お坊さんになるための儀式)、坐禅、精進料理、


作務(清掃)、朝課(朝のお勤め)、


仏像に学ぶ、寺子屋体験、写経、滝行、


茶の歴史と心、心の書(一文字)、修了式


※ 全ての行程を修了された方には修了書が授与されます。



まだまだお寺は朝晩と冷え込みますので、

参加者の方に防寒対策をおススメしておきます。



どうぞよろしゅう。


2011/02/05

光陰矢のごとし







うかうかしていましたら、

お正月も一月も過ぎてしまいました


気づけばもう二月。


いつもここをご覧いただいている方や
楽しみに待っている方がいましたら
本当に申し訳ありません。



元旦から途切れることなく
参拝者の皆さまをはじめ


多くの方々が寒風吹くなかを
可睡斎へ訪れていただき
誠にありがとうございました。


僭越ではありますが、

お礼の言葉と代えさせていただきます。



さて、


今年も可睡斎は多くの行事をはじめ
様々な催しを考えております。


このブログではもっと身近な内容や出来事、
日々の事柄を季節ごとに届けたらなと、、、


そう思いながらこの文章を打っています。


無理なく楽しんで続けていきますので
今年もよろしくお願い致します。


それに伴いまして、


ご意見・質問等もお待ちしています(切実)。



重ねてよろしくお願い申し上げます。







 



 
『 福はうち------------------!!!!!!!!!!!!!!!  』



※ 写真は節分会の写真です