2011/02/19

精進料理教室の眺め



 2月17・18日に開催された小金山典座和尚による

『 可睡斎精進料理教室 』の模様です。





 


まずはご挨拶のあと典座寮( 調理場 )に移動し

並べられた食材や調理器具、献立などの

説明が行われ、早速切り込みがスタート。

( 蛇腹胡瓜の指導風景 )










皆さん楽しげにお話しを聞いていましたが
ご自分の番になると真剣そのもの。








レンコンの揚げ物の火加減を慎重に見ているところ。








一字一句もらさぬようメモを熱心にとる方や

ココ!ぞという時には携帯電話の動画でばっちり

調理方法や手元をおさえる方もいらっしゃいました。







全国各地で精進料理の普及につとめ

指導にも慣れている小金山典座和尚。


時折、丁寧な説明の合間にユーモアのあるお話や

ダジャレなどを交ぜて参加者の笑いを誘ってました。








油や揚げ物との格闘のさなか、

市橋和尚は沢山の質問責めにあってました(笑 )。








丁寧に調理する具体的な意味や方法、

いかに食材を上手にあつかって美味しくする

アドバイスなどをしっかりお話されていました。








熱々の食材も見事な手さばきと
手際のよさで段取りよく進められていく。





参加者の方々の嬉しそうな笑顔が何よりも

この教室の雰囲気を表していると思います。







さて、お次は盛り付けへと、、、、








盛り付けも調理以上に大事な工程の一つです。









お品書きは以下のとおりです。




平椀 生麩・ゴボウ・インゲン・ニンジン・絹さや

木皿 お麩まんじゅう・オレンジ

木皿 青さら菜と椎茸とエリンギ炒め

木皿 ウドとキュウリの酢味噌和え

木皿 香菜(お漬物)

汁椀 建長汁

親椀   菜めしご飯






参加者の皆さんお疲れさまでした。


お寺で作って食べる本格的な
精進料理は如何だったでしょう?


もちろんお一人お一人が違う
感想をもったに違いありません。


お家でいただくお料理も、
お寺でいただいたお料理も、

愛情と真心の味つけを忘れず
楽しく調理していただければ幸いです。


では、三月にお待ちしております。


どうぞよろしゅう。