2011/02/24

  やさしさに包まれたなら                                  





最近、外で遊びまわる子どもたちを
見る機会がめっきり減ったような気がします。


私が子どもの頃は鬼ごっこやかくれんぼ、
日が暮れるまで思いつくまま
元気に外で遊んだものです。


時々、お参り先や参拝者の方の中に
可睡斎を遊び場代わりにやって来てた

あの頃の子どもたちが、


奥之院にある『六の字穴』や、
『可睡斎・護国塔』のことを、

尋ねたり、訪れる方がいらっしゃいます。


皆さん昔を思い出して、

当時のお話を懐かしみながら
楽しそうな情景が浮かぶ
言葉を紡いでくれます。


それから何十年経ったかまでは分かりませんが、
言葉に込められた温度や笑顔を見るだけで
こちらも何だか嬉しくなる気分です。



派手さや便利といったものが皆無で
自然と質素が兼ね備わったお寺( 可睡斎 )で
想像を思いのままに遊ぶ子どもたち。



そんな姿を知りたくなって、資料室に眠る
昔のアルバムをひっぱり出してみました。






 









するとどうでしょう?





予想を超えた写真がみつかって

正直、驚きました。


これは約50年以上前の可睡斎・護国塔で
行われた『花まつり』の様子だそうです。

他には戦没者慰霊祭や奉納相撲など
全国から沢山の人々がこの護国塔へ
訪れていたようです。


こんな人だかり今だかつて見たことがありません。


結局、六の字穴の写真はみつからず、
子どもたちが写っていたのは上の数枚のみ。

もっと探せば見つかるはずですが、
今のところこれだけです。


これをご覧になってる方で、


当時を知る思い出の写真などが
あればすぐにご一報をお願いします。


それに伴いまして、

その護国塔が建立100周年を迎え
可睡斎では記念講演を催します。


それはまた別にてご案内する予定です。


春になり日差しが暖かくなる頃、

境内で遊ぶ子どもたちの姿が
少しでも増えることを願って・・・・・


どうぞよろしゅう。